剣客逓信 ―明治剣戟郵便録―
【第9回歴史・時代小説大賞:痛快! エンタメ剣客賞受賞】
明治6年、警察より早くピストルを装備したのは郵便配達員だった――。
維新の動乱で届くことのなかった手紙や小包。そんな残された思いを配達する「御留郵便御用」の若者と老剣士が、時に不穏な明治の初めをひた走る。
密書や金品を狙う賊を退け大切なものを届ける特命郵便配達人、通称「剣客逓信(けんかくていしん)」。
武装する必要があるほど危険にさらされた初期の郵便時代、二人はやがてさらに大きな動乱に巻き込まれ――。
※エブリスタでも連載中
明治6年、警察より早くピストルを装備したのは郵便配達員だった――。
維新の動乱で届くことのなかった手紙や小包。そんな残された思いを配達する「御留郵便御用」の若者と老剣士が、時に不穏な明治の初めをひた走る。
密書や金品を狙う賊を退け大切なものを届ける特命郵便配達人、通称「剣客逓信(けんかくていしん)」。
武装する必要があるほど危険にさらされた初期の郵便時代、二人はやがてさらに大きな動乱に巻き込まれ――。
※エブリスタでも連載中
序
第一章 維新越しの恋文
第二章 ピストルと郵便脚夫
第三章 博徒の雛と老剣士
第四章 航路、“M”の七卿
第五章 鎮西禍前夜
第六章 昔がたり
第七章 神戸異人街夜会
第八章 ハヤヒトの国
第九章 南龍のドライゼ
第十章 追憶観桜
第十一章 岩倉邸グラント将軍御前仕合
第十二章 浪華裏花街エレジィ
第十三章 攻防、鉄道郵便零号車
第十四章 北海の旧幕兵団
第十五章 最後の御留郵便
終章
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